令和6年度 建築・土木・管工事検定問題 見直しについて
令和6年度より建築・土木・管工事の
検定問題の見直しが行われます
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土木施工管理検定問題の見直しについて
●第一次検定
第二次検定の所要実務経験年数を学歴に拘わらず一定とすることから、1級と2級の第一次検定問題の充実を図るため、土木施工管理に必要な工学基礎知識を確認できるように、令和6年度以降、新たに土質工学、構造力学、水理学の分野を追加する。なお、2級土木の鋼構造物塗装と薬液注入については従来どおりとする。
令和6年度に実施された試験問題に力学の問題が5問(土質力学×2問・構造力学×2問・水理学×1問)必須問題として追加されました。
出題合計、必要解答数も5問追加されましたのでご注意ください。●第二次検定
受検者の経験に基づく解答を求める設問に関し、自身の経験に基づかない解答を防ぐ観点から、1級と2級の第二次検定においては幅広い視点から経験を確認する設問として見直しを行う。
令和6年度に実施された1級土木二次検定の施工経験記述の問題では、一つの課題ではなく、二つの課題について出題されました。【設問1】は従来通り「安全管理」について記述、新たに【設問2】で「施工計画」について記述する問題が追加されました。
●工事概要(経験した工事でないことが判明した場合は失格になります)
・工事名・工事現場における施工管理上の立場
・工事の内容(発注者名、工事場所、工期、主な工種、施工量)●【設問1】工事概要に基づいた安全管理に関する記述(工程管理・品質管理もありうる)
(1)具体的な現場状況と特に留意した安全管理上の技術的課題と解決のための検討項目(8行)
(2)実施した検討項目の対応処置とその評価(8行)●【設問2】工事概要に基づいた施工計画作成について記述
(1)施工計画立案に先立ち行った現場の事前調査で判明した施工上の課題(8行)
(2)施工上の課題について施工計画作成に反映した対応処置とその評価(8行)今後は、これまでの「安全管理」「工程管理」「品質管理」に加え、設問2として「施工計画」や「環境保全」など施工管理技士として必要な実務の経験を問われますので、事前準備が必要になります。
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建築施工管理二次検定問題の見直しについて
●第二次検定
★ [現 行] 受検者の経験した工事概要を記述し、受検者の経験・知識に基づき、施工管理上の課題や対策等を解答する。
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★ [見直し] 設問に示された、建物概要や現場状況等の工事概要に対し、受検者の経験・知識に基づき、施工管理上の課題や対策等を解答する。
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管工事施工管理二次検定問題の見直しについて
●第一次検定
第二次検定の所要実務経験年数を学歴に拘わらず一定とすることから、1級と2級の第一次検定問題において、管工事施工管理に必要な工学基礎知識を確認できるようにする
●第二次検定
1級と2級の第二次検定において、工程管理、安全管理の設問 を必須とする。また、受検者自身の経験に基づかない解答を 防ぐ観点から、経験に基づく解答を求める設問をとりやめ、空調・衛生の施工に関する選択問題において、経験で得られた 知識・知見を幅広い視点から確認するものとして見直しを行う。
R6年度技術検定を受験する皆様へ
建築・土木・管工事の試験問題の見直しの対応を
下記の内容で行います。
土木施工 管理技士 1級・2級共通 |
●第一次検定 講師が、新たに追加される土質工学、構造力学、水理学の補完テキストを作成後お送り致します。 |
![]() 構造力学・土質工学・水理学 テキスト及び予想問題 補完テキスト A4サイズ 全24ページ |
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●第二次検定(施工経験記述) 講師が、幅広い視点から経験を確認する予想設問と解答例文を、補完テキストで作成後お送り致します。 ★経験記述は見直し問題の対策準備に役立つよう、これまで通りの設問内容で添削を行います。 |
![]() 経験記述に関する予想問題 補完テキスト A4サイズ 全25ページ |
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建築施工 管理技士 1級・2級共通 |
●第二次検定(施工経験記述) 講師が、設問に示された、建物概要や現場状況等の工事概要を予想作成し、記述添削問題として受講者専用ページにアップします。 |
①講師作成の記述添削問題は受講者がログインして二次検定講座の「経験記述添削」のリンクボタンから「建築」の問題で掲載します。 ②印刷して記述練習してください。 (有償)で講師の添削も受けられます。 |
管工事施工 管理技士 1級・2級個別 |
●第二次検定 試験問題の見直しされた内容を整理・予想して見直し対策に役立つ補完テキストを作成しました。 ・空調・衛生の見直し対策 ・工程・安全の学習ポイントのまとめ |
![]() 1級・2級個別内容で1冊にまとめました。 ★10月初旬~発送予定 |