令和6年以降の第二次検定試験問題の見直しについて
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1級土木施工経験記述の見直し内容
令和5年度までは「品質管理」「安全管理」「工程管理」のどれか1項目について(1)現場状況と技術的課題(2)検討項目と検討理由及び検討内容(3)実施した対応処置とその評価を記述する設問でしたが、
令和6年度は、1つの工事に対して「安全管理」と「施工計画」というように2項目について記述する設問で、
●安全管理は(1)現場状況と技術的課題、検討項目(2)対応処置とその評価
●施工計画は(1)施工上の課題(2)対応処置とその評価を記述する設問となり、管理項目によって記述事項が異なっていました。以上の変更内容を検討の上、新たに模擬問題と解答用紙を作成し、具体的な解答例を添付いたしました。
経験記述問題は3タイプあります。
[記述問題 タイプA] 「安全管理・施工計画」
[記述問題 タイプB] 「品質管理・工程管理」
工程管理B→工程計画立案に先立ち行った現場の事前調査で判明した施工上の課題[記述問題 タイプC] 「工程管理・環境保全」
工程管理C→具体的な現場状況と特に留意した工程管理上の技術的課題と、その課題を解決するために検討した項目以上の3タイプから問題を選択して、ご自身が施工した工事概要から記述を作成してください。
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2級土木施工経験記述の見直し内容
令和5年度までは管理項目(品質管理、安全管理、工程管理)の内2項目が出題され、どちらか1項目を選択して記述する形式になっていましたが、
令和6年度は「品質管理」と「工程管理」それぞれ両方について記述する形式に変更されました。
以上の内容を反映した模擬問題と解答用紙を作成し、具体的な解答例も掲載いたしました。
経験記述問題は2タイプあります。
[記述問題 タイプA] 「品質管理・工程管理」
[記述問題 タイプB] 「安全管理・施工計画」
★施工計画→施工条件や現場周辺の状況の観点から、施工計画上、留意した事項以上のタイプから問題を選択して、ご自身が施工した工事概要から記述を作成してください。
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1級建築施工経験記述の見直し内容
●変更概要
令和6年度の施工経験記述問題については,試験実施機関より公表された「模範解答例の暗記等ではなく,自身の経験に基づかなければ解答できないような設問への見直しを行う」との方針に基づき,下記のとおり変更されました。●新設問について
設問に示された建物概要や現場状況等の工事概要に対し,受検者の経験・知識に基づき,施工管理上の課題や対策等を解答する。上記の変更により、これまでは受検者が記述することとされていた工事概要については、設問に示されることになりました。
●工事概要には、建物用途、工期、用途地域、階数、面積等の概要に加え、構造仕様、外部仕上げ、内部仕上げ、外構仕様等について詳細に設定されているので、その内容を十分理解したうえで解答を記述する必要があります。
●解答に当たり、下記5項目に該当する記述は不可となることが明記されています。
① 工事概要に示す工事において施工上必要としない工事及び作業に関する内容
② 計画変更確認申請が必要となる内容
③ 竣工引渡し時期の遅れに繋がる内容
④ 工程の短縮は図れるが現場作業の軽減には繋がらない内容
⑤ 建築設備工事に関する内容以上の内容を反映した模擬問題と解答用紙を作成し、具体的な解答例も「躯体」「仕上げ」の2タイプを掲載いたしました。
経験記述問題は3タイプあります。
[記述問題 タイプA] 「工程管理」
[記述問題 タイプB] 「品質管理」
[記述問題 タイプC] 「建築副産物」
以上の3タイプから問題を選択して、ご自身が施工した工事概要から記述を作成してください。
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2級建築施工経験記述の見直し内容
●変更概要
令和6年度の施工経験記述問題については、試験実施機関より公表された「模範解答例の暗記等ではなく、自身の経験に基づかなければ解答できないような設問への見直しを行う」との方針に基づき、下記のとおり変更されました。●新設問について
設問に示された建物概要や現場状況等の工事概要に対し、受検者の経験・知識に基づき、施工管理上の課題や対策等を解答する。上記の変更により、これまでは受検者が記述することとされていた工事概要については、設問に示されることになりました。
●工事概要には、建物用途、工期、用途地域、階数、面積等の概要に加え、構造仕様、外部仕上げ、内部仕上げ、外構仕様等について詳細に設定されているので、その内容を十分理解したうえで解答を記述する必要がある。
●2級においては、受検種別「建築」「躯体」「仕上げ」に応じた設問となるため、これまで受検者が記述することとされていた工事概要については、設問においてイ「新築」、口「解体」、ハ「改修」の3つの建築工事について示され、3つの建築工事の中からいずれか1つを選び解答することになります。
以上の内容を反映した模擬問題と解答用紙を作成し、具体的な解答例も掲載いたしました。
経験記述問題は3タイプあります。
[記述問題 タイプA] 「施工計画」
[記述問題 タイプB] 「工程管理」
[記述問題 タイプC] 「品質管理」
以上の3タイプから問題を選択して、ご自身が施工した工事概要から記述を作成してください。
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1級・2級管工事施工経験記述の見直し内容
●変更概要
施工経験記述は,毎年出題される必須問題でしたが,令和6年度からは出題がなくなり、空調設備【問題4】衛生設備【問題5】の [設問2] に同じ要素が盛り込まれます。●[設問2] は問題4、問題5で出題された機器や材料の「特徴」と、施工後の「特に重要と考え実施する技術的事項」を具体的に記述する問題です。(施工経験を問われる内容になっています。)
したがって、管工事の「施工経験記述」の問題はありません。
[設問2] は、後日お送りする「管工事学術問題対策テキスト」に対策内容を掲載していますのでご参考に学習を進めて下さい。