2級管工事施工管理技士 第二次検定の効果的な学習方法

一次検定が合格していなければ二次検定は受けられません
 二次検定の出題形式は全問記述式、書いて覚える事が重要な試験対策になります。

第二次検定の概要

二次検定は、一次検定の4枝択一マークシート方式とは違い、
文章、語句や数値などを実際に記述する試験です。

一次検定で学習した設備施工の知識に加えて、文章や正しい専門用語・数値などを簡潔に記述する能力が求められます。

合格基準

合格基準点は60点満点で、減点方式で採点されます。
(配点や採点方式は非公開です)

★二次検定は、受験者の施工に関する知識だけでなく、現場での経験や技術力があるかどうかを確認するものなので、施工経験記述が中心になっています。

試験時間

試験時間は2時間。総出題数6問、選択2問、必須2問を選択して解答

経験記述に時間を取られるので、あらかじめ試験前に記述文をまとめておき、時間配分を考えて解答する必要があります

経験記述・・・・・・・・・・約30分(見直しを含めて)
経験記述以外の記述問題・・・約90分(見直しを含めて)

記述上の重要ポイント

  • 文字を丁寧に書く。
    (誤字・脱字・癖字は厳禁です!)
  • 解答欄からはみ出さないで記述する事。

※採点者が判読しやすい文字や、記述をして下さい。
正答を記述しても判読できなければ合格点はもらえません。

2級管工事第二次検定の出題分野

出題科目と出題数 問題 指定要求解答数
設備全般 ①衛生・空調の施工要領図 1 5問すべて解答
(必須問題)
②空調の留意事項 1 出題数2問の中から選択して1問解答する
(選択問題)
③衛生の留意事項 1
工程管理 ④バーチャートの作成 1 出題数2問の中から選択して1問解答する
(選択問題)
法規 ⑤労働安全衛生法 1
施工経験記述 ⑥施工経験記述の作成
経験した管工事の概要、施工にあたり
重要と考えた事項をあげ、
措置・対策を記述する。
1 (必須問題)★最重要問題
毎年出題されるテーマ
(イ)安全管理(ロ)工程管理
(ハ)品質管理
このうち2テーマが出題される

管工事2級第二次検定対策のポイント

学習順位1 必須問題

「No.6 施工経験記述の作成」

二次検定の合否の決め手になる最重要問題です。

  • 記述は、受験者が施工管理する上で実務経験と施工知識があって、記述表現ができるかどうかを判別するための試験です。
●設問[1] 工事概要の作成

以下の(1)~(4)の内容をしっかり記述する。
※管工事として適切でない場合は減点される。

施工経験記述を作成する基となる工事の概要を作成する。

(1)工事件名、(2)工事場所、(3)設工事概要、(4)現場での立場

●設問[2]・[3] 施工経験記述の作成

毎年、出題テーマ3つの内から2つが、出題されている。
3つの記述文を事前に作成し、まとめた内容を暗記しておく事が重要です。

●テーマ

(イ)安全管理(ロ)工程管理(ハ)品質管理

試験場のぶっつけ本番の記述ではまとめきれません。

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学習順位2 必須問題

「①衛生・空調の施工要領図」

施工要領図の判読問題は合否の決め手になります。

●5問全て解答する必須問題
●各種施工要領図を見て判読できる能力が問われる問題です
●施工要領図の判読問題
  1. 施工要領図の不適切箇所の誤りと改善策を記述する
    ※改善策の記述文は30~45文字程度でまとめる
  2. 施工要領図から、使用目的と使用場所について記述する

★範囲は幅広いが講義の中でまとめてあるので、ポイントを掴んで下さい。

学習順位3 選択問題

[1] 問題②と③の内、どちらかを選んで解答します

「②空調の留意事項」
「③衛生の留意事項」

★2問とも解答すると減点になるので注意してください。

●施工上の留意点を4つ記述する問題です

上記の、過去に出題されたテーマについて「留意点」を、最低4つ以上事前に書いて覚えておきましょう。

[2] 問題④と⑤の内、どちらかを選んで解答します

「④バーチャート工程表の作成」
「⑤法規」

★2問とも解答すると減点になるので注意してください。

④バーチャート工程表の作成

従来は、ネットワーク工程表が出題されてきたが、H18年からはバーチャート(横線式)工程表の完成と累積出来高曲線を記入する問題に変わりました。

バーチャート工程表の仕組みと作成手順を覚えれば、確実に取れる問題なので、この分野は何度も書いて覚えておきましょう。

⑤労働安全衛生法

労働安全衛生法中心の「文章の穴埋め問題」です。

「安全衛生管理体制」「作業主任」「就業にあたっての措置」「工事の安全基準」を中心に出題されています。
過去問題からの類似問題が多いので、ここでは過去問題を覚えて下さい。

二次検定学習のまとめ

学習順位1・2は全て必須問題です。
ここでしっかり点数を取る事が重要です。

  • 施工経験記述は3テーマ全て事前に作成し、試験までに書いて暗記しておきましょう。
  • 施工管理図の判読問題は、過去問題から出題されます。
  • 衛生・空調の過去問題を少しでも多く解いて書いて覚えましょう。
  • バーチャート工程表の過去問題を少しでも多く解いて、書いてみる事が重要です。

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